田舎学生Tomoiのブログ

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『学力の経済学』から読み解く、子育ての際に役立つ8つの掟 #38

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こんにちは、最近ワクワクするような事が沢山起きていてテンションが上っているTomoi(@tomotomoiiii)です。

さて、今回は行動経済学者の中室 牧子が執筆した『学力の経済学』という本から、子育てをする際に子供の学力の観点において役立つ8つの掟を読み解いたので、ご紹介していきたいと思います。

ご褒美を餌に勉強させるのはありなのか? 子供に勉強させるには何と言えば良いのか?

こうした皆さんも1度は抱いた疑問を、解説していきます!

※途中引用文が出てきますが、意味が変わらない程度に言い換えや省略をしているのでご了承下さい。

1.子育て成功本は参考程度に 

"どこかの誰かが子育てに成功したからと言って、同じことをしたら自分の子供も同じように成功するという保証はどこにもない。"

よく巷では『息子全員を◯◯大学に合格させた子育て方!』みたいな本を見かけますが、そう言った類の本の内容は鵜呑みにするのはやめましょう。

そこに書かれている内容は、あくまでその著者の息子たちに合っていた子育て法であって、万人に通用するものではありません。

もし万人に通用する方法なら、1,500円程度で売られてる訳がないし、今頃僕もハーバーd..... というわけで、子育て成功本はあなたが子育てをする際のヒントを得る程度に思っておけば、子育ての成果とのGAPが縮まるのではないでしょうか。

また、著者はこのような言葉も残していました。

"どこかの誰かの成功体験や主観に基づく逸話ではなく、科学的根拠に基づく教育を。"

行動経済学者らしい!!

 

2.教育への投資収益率>金融資産への投資収益率

"教育投資への収益率は、株や債券などの金融資産への投資と比べても高い事が証明されている。"

よく、親に「ちゃんと勉強しておけば、あなたの将来の為になるわよ」と言われませんでしたが? これは、正にその通りで子供の頃にしっかり勉強しておくことで将来の高い収入に繋がることは明らかです。(例外はあります。)

行動経済学では「投資の収益率」という概念があり、数多くの研究で教育投資の収益率は金融資産投資の収益率より高いことが証明されています

人間というのは、どうしても目先の幸福・利益に目を向けがちですが、教育に関しては長期的な目で見ることが大切ですので、皆さんの子供が勉強中に目先の利益(今日は休憩して明日やれば良いやなどの甘え等)に目を向けさせないよう、ご褒美を利用して勉強させることが効果的です。

え、ご褒美なんかで釣って良いの? と思われるかもしれませんが、子供の勉強を先送りにさせず、今勉強するように仕向けるという意味では良いと言えます。

しかし、ご褒美に関してはあげ方が重要なってくるので、次の3つめの掟でそれについて解説していきます。

 

3.ご褒美はアウトプットよりインプットに対してあげる

"テストで良い点数を取れたらなどの結果(アウトプット)より、「勉強をした」、「読書をした」や「宿題をやった」などの過程(インプット)にご褒美をあげると効果的。"

あるご褒美のあげ方に関する調査で、"良い点数を取ったらご褒美をあげる(アウトプット)"と言われた生徒と"本を1冊読んだらご褒美をあげる(インプット)"と言われた2グループのその後の学力を計りました。
一件、良い点数を取る方が学力の向上も見られご褒美を貰ったように見えるが、結果的に学力の向上が見られたのは"本を一冊読んだらご褒美をあげる"と言われた生徒だったのです。
では、このような結果になったのは何故か?
それは、・アウトプット側の生徒は、具体的に何をすれば良いのかが示されていなかったのに対し、学力の向上が見られたインプット側の生徒は何をすれば良いのかという事が明白に示されていたからです。
 

4. 「勉強しろ」より勉強を見ろ

"勉強をするように言うことは効果がなく、むしろ逆効果になる場合もある。大事なのは、親が勉強を見てあげていたり勉強する時間を決めて守らせていると言った、親が自分の時間を何らかの形で犠牲にせざるを得ないような手間ひまのかかる関わりは効果が高い。"

 著者の中室さんが行った研究結果で、単に「勉強しろ」と言っただけのお手軽なものは効果がなく、むしろ逆効果でした。
しかし、勉強しているかを確認したり、勉強を見てあげたり、勉強する時間を決めて守らせてあげるなど親が子に積極的に関わり労力を要すれば学力に向上が見られたという研究結果が出ています
これを見ると、共働きにの家族はキツくないか? という意見が出てくると思いますが、これは両親の代わりに親戚や祖父母や兄弟が同じく行っても、同等の効果が出るとしています。
 
 

5. ある程度学力の高い環境に身を置かせること

"平均的な学力の高い友達の中にいると、自分の学力にもプラスの影響がある。"

オックスフォード大学のホックスビィ教授の調査結果によると、平均的な学力の高い友達の中にいると、自分の学力にもプラスの影響が出ることが証明されています

特に日本の塾でも、優秀な生徒を特待生として入学させている塾がありますが、あれは優秀な生徒が入れば周りの生徒も影響され学力の向上に繋がり、結果的に塾の合格実績が上がることから、そうした施策が取られています。(理由は他にもあるとは思いますが。)

しかし、ここで注意なのが、その子供にとって身の丈に合わないレベルの高すぎる生徒達と一緒にいると、むしろマイナス効果になってしまうので注意が必要です。
というのも、自信の喪失等に繋がる危険性があるからです。

 

6. 人的資本への投資

"知識や技能に加え、しつけや人格形成、体力や健康などと言った人的資本にも子供が小さい時に行うべき"

 先程、教育投資の収益率は金融資産投資への収益率よりも高いという事を述べましたが、これは投資する時期も大切になってきます。
どう言うことかというと、最もこの収益率が高いのは子供が小学校に入学する前の就学前教育(幼児教育)なんです
つまり、こうした投資を行うのは子供が小さければ小さいほど収益率があがるのです。
こうした幼児教育では、教育というよりは人的資本、つまりしつけ、人格形成、体力や健康などへの投資が大切になってきます
 

7. 非認知能力への投資

"非認知能力は将来の年収、学歴や就業形態などの労働市場における成果に大きく影響する" 

非認知能力とは、IQや学力テストで図られる認知能力とは違い、やり抜く力、忍耐力、意欲や社会性があるなどと言った人間の気質や性格的な特徴のようなものを指します。つまり、「生きる力」のことです。
こうした非認知能力は、認知能力の形成に役立つだけでなく、将来の年収、学歴や就業形態などにも影響していることが証明されています。
皆さんも、1回は感じたことがあるのではないでしょうか?
学力以外の能力も大切ということです。
 

8. 教育の経済的価値を正しく伝える

 これはかなり現実的な話になってしまいますが、子供に"適切"に教育の経済的価値を伝える事はかなり重要です。
つまり、教育をしっかり受けたほうが将来的に年収も上がるということです。
ここで言う年収が上がるということは、好きな仕事を選べるが故ということなので、誤解をしないように。。。
実はある研究で、この教育に対する経済的価値を教えられた生徒はその後学力に向上が見られたという結果が出ています。
この教えをいつ、どこで、どう言うかは親の力量次第です!!
 

著書紹介

さて、今回は『学力の経済学』に書いてあるほんの一部を子育てに役立つ際の掟として紹介していきました。
もし、もっと詳細が知りたい方やじっくり本を読んでみたい方は是非読んでみて下さい!
 
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